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人手不足と賃貸管理

日本の国の人手不足が深刻になっていますね。
建設や介護や飲食や小売りなど、あらゆる現場で人が足りていません。

「すき家」は24時間営業が出来ずに赤字になったし、
マクドナルドは不祥事が続いています。
YouTubeに写真を投稿する「モンスタースタッフ」なるものが、
会社経営を窮地に落としていれたりしています。

僕の近所のコンビニにも 日本語が片言のスタッフが登場しています。
コンビニで売っているお弁当は、
お米や野菜やお肉の生産者がいて、
それを加工する人がいて、
運ぶ人がいて、
そして店頭で販売する人がいます。
それらの どこでも人手不足です。

外国の労働者がなければ、
コンビニでお弁当が買えない 食べられない時代になりました。

僕は20代のとき勤めていた不動産会社が外食業を始めたので、
「チェーンストア理論」を勉強したり現場で修行して、
何店舗かの出店を担当したことがあります。
まだ「すかいらーく」は30店、
「デニーズ」も15店、
「ロイヤルホスト」は九州限定だった頃です。

その当時は店舗数を拡大して、
スタッフを多くすることが「成功の証(あかし)」と思われていました。

それが今は、店舗やスタッフが多いことが「リスク」になろうとしています。
価値観が180度も変わってしまいましたね。
これからは「人を増やすのはリスク」です。

賃貸管理の現場でも、これらは他人事ではありません。

ひとつは、外国人の入居者の問題です。

人手不足を外国の労働力で補いますから、
これから更に増える外国人には、
管理物件に積極的に入居してもらって、
トラブルもクレームも最小で済むように、
ノウハウを蓄積していく必要があります。
それが商品力になります。

「外国人の入居者は 出来れば避けたい」では管理会社失格ですよね。
オーナーの空室問題もありますし、日本の社会情勢もそれを許しません。

もうひとつは、
あなたの現場にも人手不足の波が必ず押し寄せます。
「もう来てるよ」と言うかもしれませんが次元が違うのではないでしょうか。
人手が不足する ということは「人材が不足する」ということです。
マクドナルドを見れば、
人材不足が如何に店舗の質を落とすのかが よく分かると思います。

賃貸管理の現場では、人材不足は「商品力低下」を意味しますよね。
人の質が落ちれば賃貸管理の質が落ちてしまいます。
いくらシステムを積み上げても、
最後は賃貸管理は「人材(ひと)の問題」ですから。

有能な人材(この定義はアヤフヤですが)は
まず人気の業界に殺到して、
同じ業界でも名前の知れた大手に吸い取られるでしょう。

黙って待っていたら、
あなたのところには集まらないのではないでしょうか(誠に失礼ですが)。

賃貸管理の現場にも、深刻な人手不足はすぐに来ると思います。
今から(心掛けだけでも)準備しておいてはどうでしょう。

つねに「いい人」を探し、「いい人」がいたら採用する。
採用のタイミングは「スタッフが足らないとき」ではなく、
「いい人が見つかったとき」だと思います。
採用したスタッフの教育に時間とお金を惜しまずに、
そして辞めさせないことです。

これは あなたが得意の「空室対策」と同じですね。
「いい入居者」を入れて、
気持ちよく暮らしていただいて、
そして退去させない。

管理戸数が1万になったら、
管理を直接に担当するスタッフだけで20人。
後方で支援するスタッフも5人以上。
そしてスタッフをマネジメントする人が必要です。
拠点を複数にするなら もっとです。

必要なスタッフなしでは
管理も増やせないし
よい管理も維持できません。

長期的な戦略として取り組むべきですね。

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