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空室対策実践塾 「新米大家さんが入居者さんの気持ちを知る方法」

突然ですが、このブログをお読みの大家さんに、質問をしたいと思います。
大家さんがお持ちの賃貸物件のことを一番知っているのは、いったい誰でしょう?

大家さんでしょうか?それとも不動産屋業者でしょうか?

 いいえ、答えは「そこに住んでいる入居者さん」です。

どんなに物件に詳しい不動産業者の担当者でも、どんなに物件に思い入れがある大家さんでも、そこに住んでいる人の持つ情報量には敵わないのが現実だと思います。

 そして、もう一つ別の質問をしたいと思います。
このニュースレターを読んでいらっしゃる大家さんの中で、入居者さんのお顔が分かるという方や、普段交流があるという方はどの位いらっしゃるでしょうか?

お持ちの物件の近くに住まわれていても、入居者さんと親しく交流があったり、顔見知りだという大家さんはとても少ないと思います。

今回は、この質問の答えに関連した、男性大家さんのお話しをしたいと思います。

 お父様が急に亡くなられ、賃貸物件を相続する事になったその男性は、物件のことを何も知らないまま大家さんになりました。
賃貸経営に関しては、亡くなられたお父様が全てを取り仕切っておられたため、残された家族の誰も詳しいことが分からない状況だったそうです。
そして、その男性大家さんが物件を相続されてすぐ、一部屋退去してしまったのです。

新たに入居者を募集しなければならなくなった男性大家さんは、本業で物販の仕事をしていた経験から「まず商品のことを知らないとダメだ」と思ったそうです。
そして「新米大家の自分は何も物件のことを知らないから、住んでいた人に聞いてみよう」と考え、退去したご家族に宛てて、お礼状と一緒にアンケートを送ったのです。

この話を知り合いの不動産屋さんにしたところ「そんなの面倒がって書いてくれないでしょう」と言われたそうなのですが、待つこと数日のうちに、回答がびっしり書かれたアンケート用紙が返送されてきたのだそうです。

さて、そこにはいったい何が書かれていたのでしょうか。

 なんと、男性大家さんの用意した質問事項の一つ一つに丁寧に回答が記入されていたばかりか、それ以外にも大家さんに伝えておきたい事があるからと、余白にもびっしりと書き込まれていたそうです。
今回の引っ越しの直接の動機は会社の転勤であったが、前々から上階の騒音に悩まされていたので、遅かれ早かれ引っ越ししようと思っていたこと。
駐輪場にとめていた自転車に時々いたずらをされて困っていたこと。
裏の家の人が野良猫に餌付けをしているせいで、そちらの窓を開けると猫のおしっこの臭いがきつく、換気をしたくてもできなかったこと。
でも、お部屋自体はとても気に入っていたこと。

そして最後には、住ませて頂いたお礼の言葉まで書かれていました。
男性大家さんは、そこに書かれていた情報を元に、他の入居者さんにも事情を聞き取りされました。
そして、他の方からも同じ話しが出たので、裏のお宅に訪問して猫の餌付けについて話し合いをしたり、駐輪場にセンサーライトや防犯カメラを設置したり、上階の方にそれとなく音の件を伝えたりしたそうです。

男性大家さんの行動力で、今住んでいる入居者さんばかりか、これから入居する方の住み心地まで良くなったことは間違いないでしょう。
今住んでいる入居者さんと顔見知りになれたことも、今後の賃貸経営に大いに役に立つはずです。

 賃貸経営について悩みがあり、次の一手を考えあぐねている大家さんにとって、この男性大家さんが取った「入居している人に聞いてみる」という行動は、真似してみる価値がある事ではないでしょうか。
住んでいる人に聞いてみたい事を考えてみましょう。

「なぜこの物件を選んでくれたのか」
「(電車通勤の方には)電車の混み具合はどんな感じか」
「(駅から距離がある場合は)駐輪場の空き状況や料金や出し入れしやすさはどうか」
「スーパーの安さや品揃えなどの買い物情報」「おすすめの飲食店」
「(ファミリー物件の場合は)病院の評判や混み具合」
「室内の使い勝手」
「騒音やゴミ捨てや駐輪場の使用マナーなどの情報」

少し考えただけでもたくさん出てきますね。
これらをしっかり把握できれば、自分の物件の強みや弱みが分かり、物件管理や入居募集にも大変役に立つはずです。
入居中の方に聞きにくい場合は、この男性大家さんのように、退去した方に聞いてみるところから始めてみると良いかもしれません。

件(くだん)の男性大家さん曰く、「お礼状やクオカードなどと共に送ると、案外返信してくれる人は多いですよ。」とのことでした。
この大家さんはこの経験以来、毎年入居者アンケートを取って、賃貸経営に生かされているそうです。
不動産賃貸業では忘れられがちな「顧客の意見を取り入れる」という事を、ご自分のお仕事の経験からすぐに行動に移されたこの男性大家さんは素晴らしいと思います。

今すぐ実行出来なくても、こういう方法もあるのだと言うことを覚えておくのは、無駄な事ではないと思います。

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