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賃貸管理の騒音トラブルから学ぶこと

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騒音トラブルで
こんなことがありました。

その老夫婦は、
ある大手石油会社の法人契約で
3LDKの新築マンションを借りていただきました。

つい「老夫婦」と書きましたが
今では僕の方がすっかり年上になっています。

奥様は上品な方で
入居するときにスタッフ全員に
ラバッサのケーキを持ってきてくださいました。

その大手石油会社は
何室も借りていただいている
お得意様でした。

 

そしてある日
「騒音で困っている」という相談を
奥様からいただいたのです。

対応は店長ではなく
(雇われではありますが)
代表の僕が当たることにしました。

昼間に伺ってお話しを聞くと
上階の入居者が夜11時過ぎに帰宅するらしく
「その音が我慢できない」ということです。

「最初は気にならなかったが
少し気になりだしたら
そのうちに我慢ができなくなった」
と訴えます。

この老ご夫婦は
夜の10時には就寝するらしく
その騒音(?)で起こされて
ノイローゼ気味になっていると
さらに奥様は訴えました。

僕はマニュアル通りに
「どんな音が、いつ頃、どのくらいの頻度で」
「それは毎日か、週に数回か、決まった曜日か」
「最近では何日の何時頃か」
という質問をしました。

奥様によると、

ほとんど毎日で
時間は夜の11時過ぎ
その音とは、
「歩く音」「冷蔵庫をあける音」「音楽」
「夫婦の笑い声」「洗濯機の音」
などとのことです。

どうも生活音が気になっているのです。

賃貸管理をされている方なら
分かると思いますが
生活音へのクレームが一番微妙で
解決が長引くケースが多いです。

 

音を出している側にも
その自覚がないからです。

それにしても
もしかしたら150キロの大男が
ノシノシと歩いてるかもしれないので

これもマニュアル通りに
「まずは全戸に文書を配布します」
「それで音が止むケースもありますので」
と説明しました。

奥様は僕がすぐに注意に行かないので
少し不満気味でしたが
最後は納得してくださいました。

全戸配布の文書は定型があるので
すぐに用意してその晩にポスティングしました。

この老ご夫婦の上は最上階の6階で、
借りているのは輸入雑貨ショップを営む
若いご夫婦でした。

「ご主人は大男?」
と担当スタッフに聞いたところ
「いや痩せてます」

「じゃ奥さんは太ってる?」
「いや、とてもいいカンジです」

 

 

全戸に配布して1週間経ったところで
昼間に老奥様を訪ねたところ
「ゼンゼン変化がない」
とのことでした。
少し「いらつき」が感じられます。

「もう一回、配布してみます」

今度は、
時間帯や音の内容を具体的に書いて
文書を作って配布しました。
(実は配布したのは若夫婦の部屋だけですが)

その1週間後の確認でも
「変わらない」ということなので

次はいよいよ「現地で音の確認」です。

正直に言ってこれは避けたかったのですが、
やむを得ません。

「夜の11時にはおやすみになってますよね」
「大変に申し訳ないのですが
その時間にお邪魔して
音の確認をさせていただきたいのです」

とお願いしたところ

「確認しなくても大きな音なんですよ」
と仰います。

ご夫婦で相談していただいて
やっと「オッケイ」をもらいました。

そして翌日の夜11時にお邪魔しました。

ふだんは寝床に入っている老ご夫婦は
起きて待っていました。

3人でマンジリともしないで
30分ほど待っていると

「ほら、帰ってきましたよ」

と奥様がヒソヒソ声で話されます。

耳を澄ましてみると
かすかに上階に人の気配がします。
足音も聞こえます。
たぶん奥さんだと推測しますが
「かかと」で歩いてるらしく
すこし「ドンドン」と聞こえます。

「ほら、冷蔵庫をあけた」
「ほら、話してる」

仕事を終えて夜11時に帰ってくれば
冷蔵庫もあけるし会話もするでしょう。

どうも上品な奥様は
自分の耳の能力を最大限にして
若夫婦の音を「聞き逃すまい」と
しているようにも見えました。

夜の11時ですから、
少し音には気をつけなければならない
としても

このときの僕の判定は

「これは受忍限度内!」

微妙というレベルでもありません。

上品な奥様が気に入っていた僕は
心を鬼にして
「たしかに音は聞こえますが
これは集合住宅の生活音として
我慢していただくレベルだと思います」
と判定を告げました。

ご主人は「そうですか」と応じましたが
奥様の態度が「納得いかない」のは
肌で感じます。

「RC造とは言っても完全防音ではないので
上下や隣の住人の音は聞こえます」
「それが建物の限界です」

ただし、

「夜11時以降のことですから
隣や下の階の方へ気を配るように
上の方にはお願いをしておきます。」

と説明して
その場は何とか納得をいただいて
帰らせていただきました。
時間は12時を超えていました。

数日後に
経営するお店の定休日を聞いておいて
昼間に最上階の若夫婦を訪ねて
夜11時以降の生活音について
「できる限りの気配り」をお願いしました。

「ぼくらが自営で夜遅いことは
契約の時にも言っておいたはず」

と不満をもらしていましたが
「分かりました、できるだけ・・・」
ということで話は終わりました。

最後に例えばなしで、

娘が「かかと」で歩くクセがあって
ドンドンと響く、という話をしました。

「娘は体重は軽いのに
「かかと」で歩くのでよく響くんですよ」

この話の意味が
若奥様に通じたかどうかは分かりません。

 

さて、この騒動の結末は
大手石油会社の老ご夫婦に、

 

手数料サービスで
一戸建て貸家に移り住んでいただいて決着しました。

ちょうど良い住宅があったのが幸いでした。

最後は奥様も喜んでくださって
またラバッサのケーキをご馳走になりました。

お得意様との関係も壊れることなく
上手く処理はできましたが

1ヶ月の間に往復した回数は多かったです。

 

その後に契約書とは別に「入居規則」を作って
「夜10過ぎの生活音に注意をするように」
というルールを作りました。

 

具体的に洗濯機やステレオや浴室のシャワー
などの例をあげて10時以降の注意を促しました。

現場での経験が
少しずつ「管理のカタチ」を変えていきます。

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