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自力救済はダメですよ

今回は滞納トラブル等で問題となる、
「自力救済」について報告させていただきます。

ふた昔くらい前なら大家さんや管理会社が、
「家賃を払わず夜逃げしたのだから家財道具を処分する!」
なんて実力行使を、平気で行う時代がありました。

でも、その頃は法律が緩(ゆる)かった訳ではなく、
それは昔も今も「自力救済」と言われる違法行為になりますし、
「住居侵入」という刑事罰に問われる可能性もあります。

賃貸は、まず初めに賃貸借契約の締結をもってスタートします。

借主は「家賃を払う」と約束し、
貸主は「安心して暮らせる住居の提供」を約束します。

ところが途中から、
借主が家賃を払わないと言う事態が起こります。

もし飲食店で、
お金を払うと約束したから食事を食べさせたのに、
その約束を拒否したら警察に突き出されます。

賃貸借契約も同じように思えるのですが、
「滞納が犯罪であると規定している法律が無い」ので、
警察も民事不介入として関わってくれません。

無銭飲食は犯罪なのに家賃滞納は犯罪ではないのですね。

警察が民事不介入なら、自力救済はせずに、
民事の争いでは裁判所で行う法的手続きが、
唯一の正しい解決法となります。

先日、自力救済について
考えさせられる滞納案件がありました。

借主が数ヶ月も家賃を払わず連絡も取れなくなったので、
連帯保証人(以下保証人)へ督促をかけました。
借主は保証人とも連絡がつかず
行方不明状態だったので、
万が一の事を考えて、警察官同行で合鍵を使い、
室内を安否確認しました。

幸い室内で倒れている事態ではありませんでしたが、
3DKの室内には家財道具一式が残されています。

同行した保証人から「夜逃げみたいだから、
部屋の荷物を捨てるので解約して下さい」
と言われました。

こんな場合、あなたならどう考えるでしょうか?

そこでは保証人に、
「他人の物を勝手に捨てる事は出来ませんよ」
と説明したところ、

「そんな杓子定規なこと言っていたら、
いつまでも解約出来なくて立替え払いが続くじゃないか!」
と興奮気味です。

もちろん保証人さんの気持ちも分かりますし、
立て替え払いをする気持ちがあるだけ
真面目な方だとも思います。

「合法的に問題なく解約するには
明渡し訴訟をしないとダメです」と、
説明したところで、

「それなら自己責任で撤去するので鍵を貸して欲しい」
と言われましたが断りました。

この段階で保証人が既に借主より鍵を預かっていたら、
「勝手に保証人が撤去した」と言い訳できそうですが、
管理会社が合鍵を貸し出して自力救済を手伝った、
と言われるのは困ります。

保証人からの圧力を受けながらも、
明渡し訴訟の準備を進めて更に1ヶ月が経過したとき、
保証人のところへ借主本人より
「連絡の出来ない場所へ行っていた」との電話があり、
ちゃっかり帰宅しました。

すぐに解約の意思表示があり、
滞納金を支払って退去して行きました。

人に言えない理由で連絡がつけられなかったようです・・・。

もし、保証人に鍵を貸し出して、
室内の残置物を撤去していたら、
当社も自力救済に手を貸したとして、
場合によっては訴えられたりしていたかも知れません。

揚げ足を取られるような事をして後々の心配するよりも、
たとえ時間がかかっても、
正しい手続きを行う事の大切さを再確認されられた事件でした。

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