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空室対策は少しの工夫から

リクルートが去年に行った賃貸物件の入居者ニーズに関するアンケート調査で、
「希望に沿わない賃貸物件を自分でリフォーム・カスタマイズしたい部分」に関する回答の上位10項目のうち、
何と5項目が収納に関するものでした。

賃貸住宅に暮らす多くの方々が収納に関して不満を持っていることの裏返しであると思います。

挙がった項目は、

1棚やフックを付ける
2収納内部の仕様を変える
3部屋のサイズに合う「作り付け収納」を付ける
4物干し竿を掛けるフックを取り付ける
5トイレに収納棚を設置する

となっています。

 「では、入居者さんに自分で取り付けてもらえばいいのではないか?」と思うかもしれませんが、なかなかそれは難しいのです。

なぜなら、賃借人の方には原状回復義務があるからです。このアンケート調査も、「原状回復義務が無いことを前提として回答して下さい」となっていました。

 ここから学ぶべきことは、「賃貸物件の入居者さんは収納に不満があるけれど、原状回復義務があるので自分で工事をする訳にも行かず我慢している」ということだと思います。

それならば賃貸物件の大家さんは、何をしたら良いのでしょうか。

 このニーズを最初から満たしてあげるようにすれば、入居者さんに喜ばれるお部屋が出来るということになるのではないでしょうか。
とは言え、入居者さんが持ち込む家具類の邪魔になっては逆効果になってしまいますので、多くの人が欲しいであろう場所に設置するのが大切だと思います。
一つずつ具体的に見て行きましょう。

1.棚やフックを付ける

 こちらは、玄関周りなどに有効です。
特にフックは、アンケートでも「コート掛けなど」という声が多く挙がっています。
大家さん自身のご自宅の玄関周りには、来客用のコート掛けや、帽子掛けが、きっとあると思います。
宅配便用の印鑑置き場や、鍵類を掛けたり置いたりする場所もあるのではないでしょうか。

 大家さんのご自宅は玄関が広いと思いますが、賃貸住宅ではなかなか広い玄関は望めないので、入居者さんは傘を置く場所や来客用のスリッパを置く場所にも困っているのです。
こういった収納ニーズを満たしてあげる方法を考えて、そのアイディアをリフォームに取り入れることは、空室対策にもとても役立ちます。

2.収納内部の仕様を変える

 これは、収納やクローゼットの内部に「棚やハンガーバーを追加したい」というニーズです。
収納が大きいのは良いことですが、たいていの場合、内部は棚板1枚だったり、ハンガーバー1本だったりすることが多いと思います。
新聞広告に入ってくる新築分譲マンションのチラシを見ると、最新の住まいへのニーズがよく分かりますが、収納の内部にはかなりの確率で可動棚が設置されています。
持ち物に合わせて動かすことが出来るので、とても便利ですよね。

でもそれは、「入居者さんが収納家具を買うのでは?」という意見をよく聞きますが、引越しの片付けで大変な中、収納のサイズを測ってそれに合う収納家具をホームセンターに買いに行くのは面倒な作業です。
最初から可動棚が付いていたら、特に女性のお客様はとても喜びます。
そういう一手間が、そのお部屋に申し込みをもらう決め手にもなるのです。

3.部屋のサイズに合う作り付け収納を付ける

 大家さんのお宅を訪問すると大抵は大きなタンスがたくさんあるのですが、最近の賃貸の入居者さんは昔と違って、タンスを持っていない方がほとんどです。
お引越しの度に大きなタンスを運ぶのも大変ですし、引越し先の賃貸物件には、たいていクローゼットが付いています。
そうなると、入居するご家族が持っているであろう洋服などに見合った量の、収納やクローゼットが無い物件は、選ばれにくくなって来ます。

 よほど長く住むと決めない限り、自分たちで新たにタンスやクローゼットを買うという選択肢は今の入居者さんには無いのです。
大家さんと管理会社は、過去の入居者さんや今住んでいる入居者さんの家族構成をきちんと調べ、その家族が必要な収納量を満たしているかを考えることが大切です。
もしも収納が足りなければ、間取りの許す限り「作り付け」にしてあげると良いと思います。

入居者さんと親しくやり取りが出来る関係があるならば、今住んでいる人に聞いてみるのも良い方法だと思います。

4.物干し竿を掛けるフックを取り付ける

 これは、「室内干しのニーズ」を表しています。
忙しく共働きする家族が増えたために、洗濯物をバルコニーに干す人はかなり減り、室内干しの設備の人気が高まっています。
洗濯機からの導線を考えて、
家事をする方が洗濯物を楽に干せて、
スムーズに畳めるような場所、
そしてもちろん、なるべく乾きやすく普段の生活に邪魔にならない場所を考えて、物干しフックを設置したり、それに変わる室内物干し場所を作ってあげると良いでしょう。

5.トイレに収納棚を設置する

 お持ちの賃貸物件のトイレに、もしも棚がない大家さんがいらっしゃいましたら、棚板一枚でも十分ですので取り付けて欲しいと思います。
トイレに棚がない場合、入居者さんはトイレットペーパーの予備を置くために突っ張り棚などを設置するか、
ご自分でトイレットペーパーの入れ物を用意するか、
さもなくば袋ごと床にそのまま置くかになると思います。
誰でも必要な物ですから、最初から付けて差し上げましょう。

12ロールのトイレットペーパーと、余裕があればボックスティの予備も置けるような高さに棚を作ってあげると、使う人はとても便利だと思います。

 住む方の気持ちになって不便な部分を解消し、より住みやすくして差し上げるのが、いい人に長く住んでもらえる方法の王道ではないでしょうか。

さほどコストのかからないものも多いですから、是非チャレンジしてみて下さい。

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