お客様の「部屋を探す理由」をしっかり聞いて、
つぎに、
物件がお客様に与える「ベネフィット=利点」を強調して説明しました。
ここまでが前回でした。
このときに、必ず感想を求めてください。
ひとつの物件ごとに、しっかりと感想を聞いてください。
「聞いてください」というより、「言わせてください」といったほうが正解です。
お客様自身に、ひとつひとつ整理整頓していただくために、
ご自分の頭脳で思考して答えてもらいます。
それによって印象が明確になります。良いことも悪いことも。
あなたが「本命」としたい物件の場合は、「良い感想」を言ってもらいたいですよね。
そのように誘導します。
そのときも「ベネフィット」を意識します。
「大型テレビが余裕で置けるような「広いリビング」がご希望でしたが、
この部屋なら、50インチでも大丈夫ではないですか? いかがですか?」
みたいな感じで・・・・
なるべく多くの「イエス」をもらいます。
これを「テストクロージング」と言う人もいます。
ま、呼び方は何にしても、「イエス」の感想は、しっかり聞かないとダメです。
3件を見た後で、まとめて「いかがでした?」なんて聞いてる人がいますが、
素人のお客様が3件も見た後でスラスラと、
「えー。最初のは○○で・・・二番目のは○○で・・・・」
なんて言えるわけがないですよね。
いたら、そのお客様は、案内している営業より「プロ」ですよ。
素人は、複数の物件を見たときに「比較して整理する」ことが出来ないのです。
毎日、物件をたくさん見ている「あなた」だから、普通にできるのです。
そして、
「イエス」がいくつかもらえたら、申し込むのが「当然」です。
申し込みへの誘導のために、二者択一の質問が、僕は一番好きです。
「3階の角部屋と、5階の真ん中のお部屋と、
どちらかといったら、どっちがいいな、と思いますか」
また明日・・・