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繁忙期間中に満室にするには

賃貸募集の繁忙期の真っ最中です。
この短い期間に必要な「空室対策のためのチェック」を考えましょう。
1月から3月までの繁忙期は、以前は強気で攻める期間でした。
つまり、なるべく高めの賃料で、礼金も多く取って・・・・と考えました。
入居が決まれば3年くらい住んでいただけるので、お客様が多く動くこの時期に、なるべく「いい条件」で借りていただこう、と考えるのは当然です。
でも現在は、残念ながら「バーゲンセール」の期間になっています。
期間中に「売り切る」ことが大切です。売り残して4月以降を迎えると 長期の在庫になる可能性あります。
ただし「バーゲンセール」に例えたからといって「叩き売れ」と言っているワケではありません。
正当な条件で「いいお客様」に住んでいただくために、この期間に一所懸命に「借主に見つけてもらう」努力を集中させましょう。

まずはインターネットをチェックしてみることをお勧めします。
現在は、部屋を探しているお客様のほとんどがインターネットを利用しています。
ですから、ご自分の物件の条件で部屋を探しているお客様になったつもりで、コンピュータに向き合ってみてください。
そして、「〇〇駅 アパート 3DK 〇〇小学校」とか、「〇〇駅 マンション ペット可」のような、ご自分の物件に馴染みのあるキーワードを3つ以上入れて検索してみてください。
そのキーワードに関連するページが紹介されるはずです。
その1ページ目か2ページ目にご自分の部屋が紹介されているか確認します。
1ページ目に、ご自分の部屋があれば合格です。
特に5番目以内に紹介されていたら成績優秀です。
あとは、オーナーさんの部屋を掲載している業者名を「一応確認」しておきます・・・・。

もし、ご自分の部屋が「出てこない」としても、「けしからん」と怒らないでください。
実は、1ページ目に紹介されるためには「激しい競争」が行われています。
簡単なことでもないのです。
ただし、「いい位置」に紹介されるように改善をしていく必要があるので、その事実が判明したことが大切だと思います。

もうひとつ、インターネットでご自分の物件を探すと、ライバル物件を確認することができます。
実際にお客様は、このようにして、オーナーさんとライバルの物件を「見比べて」いるのです。
この繁忙期は、どんなライバルが募集をしているのか、自分の条件と比べるとどうか・・・・。
お客様の気持ちで眺めることも大切な「気づき」を与えてくれるはずです。

空室の期間が3ヶ月以上とか、少し長い場合は、なぜ決まらないかを考える必要があります。
そのときにチェックするのは、まず、「案内されているか、どうか」です。
お部屋が決まるには、お客様を案内する必要があるのは「言うまでも」ありません。
案内がなければ部屋は決まるはずはありません。
そして、1回の案内で決まるのは「運がいい」ですね。
通常は何回かの案内が必要です。少ない案内の回数で決まる部屋は「人気物件」といえます。
この空室期間に「何回の案内があったか」を数えておくことです。
もし案内が少ないとしたら、それが部屋がきまらない「原因」かもしれません。その理由を考えます。

家賃等の条件で、お客様が探している網に「引っ掛からない」のかもしれません。
何か「見てみたい」という条件に乏しいのかもしれません。メインで任せている業者の怠慢かもしれません・・・・。
つぎに、そこそこの案内が行われているのに「決まらない」としたら、原因は「物件そのもの」にあるかもしれませんね。
そこを考えます。

前の入居者の「面影」を残しているのは厳禁です。
リフォームされていないのは「論外」ですし、暗い、臭う、古めかしい(築年数のことではなく「見た目の感じ」として)などの原因があるかもしれません。
部屋は問題なくても、建物の外側が乱れていたり、郵便受けや通路の汚れが原因ということもあり得ます。
それらの原因を排除しておきましょう。

もうひとつ、「案内されているのに決まらない」ときにチェックするとすれば、案内している営業スタッフが「本気」かどうかです。
もちろん「冗談」で案内している営業スタッフはいませんが、一度に、平均で2~4の物件を案内しているのは事実です。
その中で、営業スタッフがオーナーさんの物件に対して「ここに決めよう」と思っているかどうかは、大切なことです。
メインに任せている業者の営業スタッフなら「それが当然」ですが、他業者のスタッフが案内することも多いはずです。
「オーナーさんの物件への想い」は薄くなるのも致し方ありません。
そのように「思わせる」工夫というものが出来るなら、それも考えてもいいかもしれません。

このように、「なるべく多くのお客様に見てもらう」ための工夫と、「見ていただいたお客様に決めてもらう」ための工夫は別に考えます。
どちらも、空室対策にとって重要なテーマです。

短い繁忙期です。3月までと言いますが、実際には2月末か3月初めには、大勢が決まってしまうでしょう。
ぜひ、この期間中に、お部屋を満室にしてください。

 

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