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「【賃貸管理が増える動画シリーズ⑧】賃貸仲介の営業力を強化する方法」
「ギブアンドテイク」というワードが
頭から離れません。
「ギブアンドテイク」というワードは
誰でも聞いたことがありますよね。
その意味は・・・・・?
ネットで調べてみると、
「公平にやりとりする、互いに譲り合う、意見を交換する」
(Weblio英和辞典)
「相手に利益を与え、自分も相手から利益を得ること」
(goo辞書)
「give = 与える take = 受け取る
お互いに利益がある、お互い様ってことですね」
(Yahoo!知恵袋のベストアンサー)
みんな同じ意味が紹介されていますが、
僕はこの答えに違和感を感じるんです。
たしかに世の中には
他人(ひと)と知り合うと
「テイク、テイク」ばかりを求める人がいますよね。
本人も気が付いていないのでしょうけど、
つい「ください」と言ってしまう。
そういう行為を戒めるために
「まずは与えるのが先」
と言っているのだと思います。
「されば与えられん」
みたいな。
でも、これだと「チャラ」になりますよね。
「貸し借り無し」の状態になってしまいます。
たとえばAさんがいて、
Bさんにギブしたら、
その後、
Bさんからテイクしてもらった。
同じようにCさんにもギブして
テイクしてもらった。
Aさんはテイクを期待してギブしたので、
これで満足です。
BさんもCさんも
与えられた分を返したので、
Aさんとは普通の関係でしかありません。
大きな感謝とか信頼感は
残らないと思います。
100円の品を100円払って購入したら
売ったくれた人に感謝はしません。
もうひとつのパターンは、
Aさんは触れあう人全てに
ギブを続けています。
数十人、数百人に対してです。
そのギブとは、
笑顔で接するだけかもしれないし、
朝、元気よく声を掛けるだけかもしれない。
掃除を一所懸命にするとか、
呼ばれたら明るく返事することかもしれない。
あるいは、
悩みを聞いてあげたり、
解決のサポートをするかもしれない。
もっと価値のあるモノをギブすることもあるでしょう。
Aさんからギブされた
数十人、数百人の人は、
Aさんに対して「良い感情」を持つはずです。
でも、
皆がテイクしてくれる事はありません。
Aさんからのギブを
感じ取れない感性の持ち主は多いし、
感じ取ったとしても
特に機会がなければ
「それ」を返すタイミングは訪れません。
しかし、
Aさんが本当に困ったときに
手を差し伸べてくれる人も
多くいるはずですよね。
ギブアンドテイクの本当の意味は、
ギブを続ける・・・
そして、テイクを求めないこと。
信頼という残高を積み上げること
・・・ではないかと考えて、
頭から離れないのです。
「新井さん
聖人君子みたいなこと言って」
と思うかもしれませんが、
そんな気は毛頭ありません。
僕もあなたも、
売上を確保しなければならない身ですし、
僕は売上がもたらす「お金」は大好きです。
ただし、
本当のギブアンドテイクの精神は
ビジネスをする上で
とても重要なことだと思っています。
昨年も多くの人に出会いました。
中には、ビジネスをご一緒できた方もいます。
僕は長く生きているし、
この世界でのビジネスも長いので、
どちらかと言うと
最初は与えさせていただく立場
になることが、たまたま多かったりします。
さきほどのAさんと同じですが、
中には、
僕からのギブを感じ取っていただけない
感性の方もいました。
自分も動いたのだから
その分のテイクを求めて当然、
という主張を感じてしまうと、
この先、一緒に行こうとは
なかなか思えなくなってしまいます。
残念ながら。
さて、何が言いたいのか、というと
あなたのお客様に対して
ギブをし続けみてはどうでしょう。
部屋を探しに来たお客様に
あなたの知識と経験と情報を総動員して
価値あるモノを与えてください。
そしてその時に
「ここまでしたのだから契約して欲しい」
とは思わないことです。
あなたの親戚や親友が
お部屋を借りに来たら
あなたは無償の行為を無意識にするはずですよね。
もちろんテイクを求めるな、
つまり契約や購入を勧めるな、
と言っているのではありません。
気に入っているのに迷っているお客様は
クロージングすべきです。
正しいクロージングとは、
契約というテイクを求める行為ではなく
目の前のチャンスを逃さないために
迷いから解放するギブの行為です。
少なくとも、そのように考えたら
「強引なクロージングは苦手」という
心理的ブロックは取り払われるでしょう。
あなたが賃貸管理を増やすために
オーナー訪問をしているなら
「管理させてほしい」という
テイクを求めるのでなく
徹底してオーナーに
ギブを続けてください。
数十人、数百人のオーナーに
ギブを続けたら
地域の中にあなたの貯金が増えて、
必ずテイクしてくれるオーナーも
増えてくるはずです。
いきなり訪問して
「賃貸管理させてくれたら〇〇します」
「空室を募集させてくれたら〇〇します」
というのは、
「ギブアンドテイク」の真逆だと
よく分かると思います。
多くの人と何年も触れあった結果が
「すべてチャラ」というのは寂しいです。
同じ地域で何年もビジネスした結果が
「すべてチャラ」というのは勿体ないです。
ギブギブギブで行きましょう!
これは、
自分に対する「戒め」です。
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