1. ホーム
  2. トップ , 管理を増やす賃貸管理とは >
  3. 賃貸管理の火事や安否確認でパニクるとき

賃貸管理の火事や安否確認でパニクるとき

95040037 – man wearing a sweater is surprised

 

最近は「パニクる」というテーマに
興味を持っています。

高齢者ドライバーが
ブレーキとアクセルを踏み間違えて
暴走する事件が多発しています。

すでに車が衝突して止まっているのに
アクセルを全開で踏み続けている様子を見ると
「なぜ?」と思うわけです。

そもそもアクセルとブレーキを
踏み間違えるなんてあり得ないし、
事故ったらアクセルから足を離せばいいじゃん・・・と

でも、これは、
パニックに陥ったときの人間の行動を
理解していない人の感想です。

人は、パニックに陥ると
普段では考えられない行動をとります。

僕はいま、毎日パニクって
家の中の壁や天井に衝突しているので
よく分かるのです。

なぜ僕が毎日
家の中の壁や天井に衝突しているのか・・
その理由は最後に書かせてもらいますが。

だいぶ前のことですが、
こんなコトがありました。

僕のコンサルティング先の担当者から
慌てた様子の電話がかかってきました。

「新井さん、自殺です、自殺です!」
と連呼するのです。

もちろん彼が
自殺した本人でないことは分かるので

「慌てないで、ゆっくり話して」と応じました。

英語なら
「イージー、イージー」というカンジですね。

聞けば、
管理しているマンションの一室で
入居者さんの自殺があり、
いま警察が現場検証している真っ最中
とのことでした。

彼は廊下に出されて、
どうして良いか分からずに
パニクって僕に電話をしたのでした。

話を簡潔にすると、
僕は、これから「やるべきコト」

・大家さんに連絡
・親族に連絡
・会社に連絡(法人契約なので)
・警察への対応
・ご遺体への対応

などを指示して電話を切りました。

誰でも、自殺の現場に立ち会うとは
夢にも思っていないので
当然にパニクるワケです。

まして第一発見者なら なおさらです。

でも、管理担当としては、
このときに冷静に対処すべきことが
決まっているんですね。

パニクることが分かっているなら
「そのとき」にやるべきコトを
冷静な時に決めておくのです。

たとえ箇条書きでも良いので
「やるべきコト一覧」があれば
落ち着くことができるワケです。

その後が気になったので
一週間後にコンサル先に行きました。

するとなんと、
とんでもない事態になっていました。

その管理物件の全戸に
メッセージを投函する準備をしていたのです。

そこには
「○号室で自殺がありました。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません」
みたいなコトが書いてありました。

もう一撃で「バカじゃないの!」です。

どうも集団で
パニックに陥ってしまったようでした。

自殺の事実を他の借主に
告知する必要などありません。

もし尋ねられたとしても
答えるべきではありません。

どうしても知りたいなら
警察が検証して結論出したのですから
「警察に尋ねてください」としか言えません。

自殺した当人も、その親族も、
自殺したコトなんて言って欲しくないでしょう。
究極の個人情報です。

それに、本当に自殺かどうかなんて
管理会社が判断できるものではありません。

イタズラして首に紐をかけていたら
踏み台が外れてしまったのかもしれないワケです。

このような、
全戸に「自殺があった」と通知するなんて
こんな考えられない行動も
パニックに陥るとやってしまうんです。

怖いですよ、パニックは。

もし管理物件で火事が起こったら

・消防に連絡
・大家さんに連絡
・損保会社に連絡
・消防設備点検会社に連絡

その後は現場に行って
入居者ファーストで

・安否の確認
・今夜の宿泊先の確認
・情報の収集
・消防への対応

などの対応項目を決めておくべきです。

進入盗事件や
強盗事件が起きたときも同じですね。

人はパニックに陥ったときは
信じられない行動をとる、という前提で、
物事を決めた方がいいですね。

僕もあと10年もしたら
危ない高齢者の仲間入りです。

でも、その頃は、
全自動の運転システムに切り替わってる
と思いますので安心です。

さて、
僕がなぜ、毎日家の中の壁や天井に衝突して
パニクっているか、というと

マイクロドローンの練習をしているのです。

100g もないマイクロドローンを
自由自在に操って
管理物件の室内紹介ムービーを
撮れるようになりたいと思って練習してます。

それは、もっっっっっのスゴく難しく、
毎日、壁と柱と天井に激突させてます。

その刹那はパニックに陥るので
まるで正反対の操作を
しかも過剰にしてしまうのです。

最近では、わざとパニクる場所に飛ばして
パニックに慣れるようにしていますが、
思うような場所に浮かせられるようになるには
何年もかかるかもしれません。

でも、ボケ防止と
パニックに慣れるという意味で
良い練習だと思っています。

僕の腕が上達するか、
全自動運転ドローンが開発されるか、
競争ですね。

良い室内紹介ムービーが撮れたら
ぜひ 見てください。

そして今日のテーマに戻りますが

非日常のコトが起こると
日常の常識では対応できないのが人間です。

その時に対応できる準備も進めてみてください。

管理と仲介手数料が増える!無料メルマガ 賃貸管理戸数を増やし、仲介売り上げを増やすために役立つメールマガジンを無料で公開しています。 →さらに詳しく知りたい方はこちらをクリック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です