「営業純利益(NOI)」と「キャッシュフロー」という「ことば」について説明してきました。
今回は、この2つに大きく影響する「あるべき賃料収入」です。
賃貸経営の努力目標は「あるべき賃料収入」の達成率を100%に近づけることです。
新築時に完成と同時に満室となり、それから退去も滞納も発生しなければ、その期間は100%を達成したことになります。
でも次第に「空室」や「値下げ」というロスが生じて達成率が下がり始めてしまいます。
「営業純利益(NOI)」と「キャッシュフロー」はその結果です。
ですから、収益をより高くするためには、ロスやその他の要因(無駄なコスト等)を減らして、「あるべき賃料収入」の達成率を100%に近づけることが大事なのです。
そのための第一歩は「あるべき賃料収入」の数字を意識して、実際の賃料収入と比較し続けることです。