建物や設備は、新規に完成した「その瞬間」から老朽化が始まります。30年から50年の建物の一生の間に、修繕や取替えをしなければならないのが宿命です。
オーナーが負担する費用の大部分をメンテナンス費が占めていることはご存じでしょう。
賃貸経営は「収益」が目的ですから「費用」はなるべく抑えなければなりません。メンテナンス費を効率よく使うためには、定期的な点検と「早め」の処置が欠かせないのです。これが「予防メンテナンス」です。壊れてから行う「緊急メンテナンス」では、負担する費用が格段に増えてしまいます。
この予防メンテナンスを行うためには、
・予算も含めた修繕計画があり、
・定期的な現場での点検を怠らず、
・必要な処置を早めに行う、ことが必要です。そのためのキャッシュを貯めておくことも・・・。
もうひとつ、予防メンテナンスを行うことによって「入居者に快適に暮らしてもらう」ことに繋がります。
「収益」を確保するためには重要な考え方です。