中期的な修繕計画を立てても、その通りに必ず実施するワケではありません。定期点検によって「まだ大丈夫」と判断されれば先延ばしになりますし、来期の経費に回したい、という理由で来年に持ち越すこともあるでしょう。これを「繰り延べメンテナンス」といいます。事前に計画があるから「繰り延べ」があるのです。緊急に必要なメンテに目をつぶって行わないのではありません。あくまでキャッシュフローや税金と、現地の現状を睨みながら判断します。